
昨年の台風の影響で根本から倒れてしまったシダレヤナギ。久しぶりに訪れてみると、3本のうち、1本の根株から人の背丈ほどひこばえが茂っていた。すぐ目に入ったのが、白い蛹殻(上写真)でそれも10個以上がクリスマスツリーの飾りのようにぶら下がっていた。コムラサキの成虫が、ここで育って旅立ったことがわかる。

さらに見ていくと、終齢幼虫もいた。そういえば、葉っぱはかなり食べ尽くされており、食圧によって若葉が萌え始めていた。

そして、羽化して翅が伸びたばかりの成虫もいたし、蛹もあった。幼虫や蛹がこれから成虫になり、産卵まで漕ぎ着けるころは、11月も半ば以降になるだろう。その卵から孵化した幼虫が越冬組になるわけだが、さて間に合うのだろうか。

コムラサキを見ていたら、カワセミの囀りが近づいて来た。目を向けるとネムノキの梢に止まるところだった。
レンズを取り替えて、そっと近寄ってみた。


池の水面に狙いを定めてダイビングしたけれど魚には逃げられたようだ。空振りで照れくさいのか、そのまま池の向こう岸へと飛び去っていった。
〜機材のお話し〜
さて、今朝のこと届いたばかりのカメラとレンズの初撮りを、用事ついでに立ち寄った公園で行ってみた。わずか4、50分ほどの試し撮りで、まだ取説もろくに読んでいないので、細かい操作方法も理解できていない。
パナソニックのマイクロフォーサーズカメラ、LUMIX G9 M2 と、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U で、いづれも今月発売になったばかりの新製品だ。

上写真の右が、G9 M2に100-400mm、左は、OM-1にマクロ90mm。こうして並べてみると、100-400mmレンズがいかに小さいかがよくわかる。また同じマイクロフォーサーズカメラでも、G9 M2 はOM-1に比べて一回り近く大きい。
G9 M2 は、しかしグリップが深く表面の滑り止めもよく効いて、100-400mmレンズとの組み合わせではちょうどバランス良く安定する。近接距離は1.3m、レンズの重量は985g。
OMシステムの望遠レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO のサブレンズとして、同じ焦点域でありながら、できるだけ小型軽量のレンズを探していたのだが、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 Uはその条件にピッタリで、描写力も問題ないように感じる。いつでもどこでも携行できる望遠レンズとして活躍してくれるだろう。