2023年10月09日

輝く糸

三股町
1006ジョロウグモ-069210.jpg      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO (撮影:10月6日)

朝陽を浴びたジョロウグモの網糸の輝きは、肉眼で見た時とカメラのファインダー越しとでは違って見える。
肉眼で見て綺麗に輝いている糸のイメージを、写真でどうやって表そうかとあれこれ試しているうち、
フォーカスを外して、つまりボカして撮影してみると、怪しい輝きを写し出すことができた。


糸を張るジョロウグモ
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  (撮影:10月6日)

先日、コンビニに立ち寄ったところ、ヤママユのメスが店のすぐ前の地面にいた。
買い物を済ませてから拾い上げて持ち帰った。ヤママユの卵が欲しかったのでラッキーな出会いだった。

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     E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350+XPro O (撮影:10月8日)

少し鱗粉が剥げ落ちているけれど、まだ羽化してから日が浅いのだろう。コンビニの灯りに飛来したメスは、もう交尾済みであることは間違いないはずだ。ほとんどのメスは羽化直後にオスが飛来して交尾が成立する。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO  (撮影:10月8日)

外にぶら下げた網かごに、持ち帰ったメスをクヌギの水差しと一緒に入れて産卵を待った。日中は休止状態にあるので、ヤママユはじっと大人しくしてピクリとも動かない。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO  FlashQ G20U (撮影:10月9日)


そして翌朝、網の中を覗いてみるとたくさんの卵が産み付けられていた。クヌギの枝葉にはまったく産んでいなかった。クヌギよりか、足掛かりの良い網のほうに産んだのだろう。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U (撮影:10月9日)

卵は冬越しをして、翌春に孵化する。卵の一部は自分用でほかは全部、知り合いの方に差し上げる予定。
posted by やまかます at 21:18| クモ