
ハリカメムシ4齢幼虫の脱皮が進んでいた。小さい幼虫だけど、木漏れ日のおかげでこの場面に気づくことができた。

脱皮の進行は意外と早い。幅広な触角が抜けた。
最初の数カットは手持ちで撮影したが連続シーンなので、玄関まで走って三脚を取り戻り、途中からは三脚にカメラを乗せて撮影した。
カメラとレンズの強力なブレ防止機能のおかげで手持ちでも撮影は可能だが、しゃがんだ姿勢でずっとカメラを構えるのは疲れる。先日の干潟で、トビハゼを低姿勢のまま撮影をしていたら、右肩から背中にかけて猛烈な神経痛を起こしてしまった。一脚は一番短くしてもまだ高さがあるので、やむを得ず手持ちで超望遠レンズを抱えていた。地面を這うトビハゼの目線の高さにできる限り近づけたかった。
神経痛に悩まされることにもなるので、使える余裕があるときはできるだけ三脚や一脚にカメラを据えることにしている。
そのため自宅ではいつも玄関に一台、それと持ち歩き用に小型の三脚を抱えるようにしている。

脱皮直後のしばらくは透けた体。まるで別の生き物に見える。

先月末ころは4齢幼虫のほうが多かったけれど、今月に入ってから5齢の姿が増えて、4齢は探してようやく2頭を見つけただけ。5齢幼虫(終齢)が多くなったので、もうしばらくすれば羽化のシーンが見られるだろう。5齢幼虫になると成虫の面影に近くなった。