朝から青空が広がって陽射しは厳しかったが、雲が次々と流れてきて薄曇りにもなったり、空模様はめまぐるしく変わった。午後6時過ぎ、空はウコン色に染まり激しい夕立があって、雨はじきに止み急に涼しくなった。

夕立になる直前、まだ青空がのぞく炎天下でオオメナガカメムシを見つけた。
ヒメジョオンの花でじっと動かない。
オオメナガカメムシのシルエットは、ハエかアブ類にも似ている。その姿通り花の蜜や汁を吸ったりするが、ときに小さな昆虫なども吸血する。ハナアブ類の蛹に口針を突き刺している姿を見たこともある。つまりこのカメムシは体長わずか5ミリの小さなハンターでもある。

夕日の逆光のなかで、フード無しでの撮影だが、今年発売されたばかりの90ミリマクロレンズはフレアもかなり抑えられている。倍率が上がるほどフードが邪魔になることもあるが、フードを安心して外せる。もっともレンズ保護にもなるのでフードは常時つけている。

オオメナガカメムシの撮影を終えて部屋に戻る途中で、ササキリのオスに出会った。
羽化してまだ日が浅いように見える。日中、シリシリシリシリ〜〜〜〜と特徴のある鳴き声を聴かせてくれる。