旭川市街地の朝は天気情報とは違って、晴れ間が出ていた。
嬉しい誤算だが、山の天候は変わりやすい。
市街地から1時間ほどの旭岳ビジターセンターに着いた頃には雲が増えてきた。
予定を変更して姿見池山上までロープウェイで上がることはせず、ビジターセンター周辺の散策路を歩くことにした。
高山植物お花畑には後日、天候が安定してから改めて出直すことにした。
曇っていて気温も低いので活動する昆虫の姿は少ないながら、木道を進むと目の前にキベリタテハが止まっていた。
残念ながら翅を広げることなく、すぐに飛び去ってしまった。
チョウは他に、ヤマキマダラヒカゲが樹液に群れていたり、エゾシロチョウやヒメキマダラヒカゲが敏捷に飛び回っていた。

散策路脇に咲いていた、オオウバユリ
散策路を歩き終わる頃、小雨が降り出したが、ビジターセンターで時間を費やした後雨は止み、その後また晴れ間が40~50分ほど出て旭岳ハイキングコース歩きができた。

群れ咲いていたキンポウゲ科の黄色花には、ハムシの一種(キヌツヤミズクサハムシ?)が多数集まっていた。
緑色、桃色、銅色と体色にはいくつかのバリエーションがある。

元気よく飛んでいたゼブラ模様の蛾は、まさに宇宙怪獣のエレキング。
和名はヒメキシタヒトリ。

アカネ科のオククルマムグラ
午後から旭川市方面に移動してからは、激しい雨が断続的に降り続いた。