
小さな花弁が一つ、ツワブキの葉上にあった。
どこから舞い降りてきたのか、すぐには見当がつかなかった。

何のことはない、ツワブキと肩を並べているマンリョウの花とわかった。
しかし、すぐに思い当たらなかったのは、日頃からこの花のことを気にかけていなかったから。
冬の赤い果実だけが目に焼き付いていることにあらためて気づいた。
まだ蕾のほうが多く、咲いている花はわずか。

先月、25日の朝のこと、、、、
クヌギの樹液酒場を覗き込んでみたら、ゴマダラカミキリがいた。

どう見てもそれは、酒場で飲食に勤しむ姿に見えた。
が、しかし、ゴマダラカミキリが樹液に来るという観察例をこれまでに見たことも聞いたことも無い。
もしかしてこれは新発見か!と気持ちが昂る手前で、いや、待てよ、と、、、、、。

と、いうのも、2枚目の写真でわかるように、ゴマダラカミキリは徐に体の向きを反転し、
お尻を挿し込み始めたのである。
ゴマダラカミキリ♀の目的は、産卵だった。