今朝はシンジュサンの幼虫を見終えて、家に入る手前で、連結したオニヤンマのペアが目の前を通り過ぎていった。
ペアがいたのはクヌギの低い梢で、そこから飛び立った瞬間が目に入った。
もっと手前から気付いていれば、そっと撮影位置まで近寄れたのだが、と悔やむももう遅い。ペアは隣の果樹園へと飛び去りさらに杉の高所へと吸い込まれるように消えてしまった。
過去にオニヤンマの交尾連結ペアを観察したのは2回のみで、いづれも樹上の高い場所だった。
で、そのシンジュサンの幼虫だけど、、、、、

昨日の夕方、ふと林の入り口に目がいったその先に、まさに目線の高さに、白いイモムシが見えた。
クサギの葉っぱにいることがすぐにわかって駆けつけてみると、シンジュサンの幼虫だった。
そうかクサギも食樹の一つだったか。しかし、野外のクサギで育つ幼虫を見るのは今日が初めて。
その幼虫は今朝になって脱皮を終えていた(写真上)。
皮を脱ぐと白いワックスもそっくり皮について剥ぎ取られてしまう。

陽射しが出てきた頃、脱皮殻は残したままクサギの葉っぱを食べていた。

食痕や脱皮殻がほかにも見つかるので、これはまだいるな、と探してみれば、いました。
別の幼虫が2頭、葉陰にひっそりと隠れていた。
こちらの幼虫はまだ脱皮前なのか、とっくに脱皮を終えたものか、ワックスを纏っている。