
3日前は綺麗な姿をしていたアミヒカリタケ。そこに虫の姿は2匹のみ。
ところが、本日となると、、、、、、、、、、、、↓

傘の裏側に多数の虫が集まり、そしてキノコは草臥れている。
黒光する甲虫の群れは、保育社『原色日本甲虫図鑑3』(1985)で調べてみると、
クロミジンムシダマシ とわかった。体長は2.5mm前後と小さい。
本種の属するミジンムシダマシ科は日本に1属14種、聞きなれないグループだ。主に樹皮下や朽木に生息しているようだから、それと意識して探さない限り目に触れる機会は少ない虫たちだろう。
写真のクロミジンムシダマシたちは、どうやらクヌギ朽木からアミヒカリタケへと集まってきたようだ。

クロミジンムシダマシ成虫に混じって、幼虫の姿もチラホラ。おそらくクロミジンムシダマシの幼虫ではないかと思うが確証はない。

キノコにはアリもよく集まってくる。
下写真は、オオシワアリ、だろうか。一頭だけキノコ上をずっとウロウロしていた。

ちなみに、アミヒカリタケは1950年、宮崎県都城市青井岳で初めて発見されたキノコで(ラッシタケ科クヌギタケ属)、西日本〜沖縄に分布。春から夏のまとまった雨が降った後、倒木に群れるように出る。琉球列島のアミヒカリタケの柄はよく光るが、本州・九州ではほとんど光らないそうだ。(参照:『宮崎のきのこ』黒木秀一 著(2015) )