2023年05月23日

カメムシの卵

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

オオカマキリに遅れること約2週間、ハラビロカマキリの1齢幼虫の姿が目につくようになった。
ショウリョウバッタの1、2齢幼虫なども庭で跳ねていた。もうすっかり、初夏。

さて、先日、20日の町田市、成瀬台の公園では、ポプラの葉にキマダラカメムシの卵塊があった↓。
それも目線の高さですぐに気づいたのだけど、私が清瀬に住んでいた頃にはあり得ないことだったと改めて思った。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

つまり、あり得なかったというのは15年〜20年前に遡っての話だが、おそらく今の清瀬市(野塩付近)では、町田市のようにキマダラカメムシは普通に生息しているのだろう、と思う。

九州から関東圏まで分布を拡大したキマダラカメムシは、ホストが多種類であるためか、卵塊を見つけるのがカメムシのなかでもダントツに容易である(身近なカメムシで)。
従来、卵塊の見つけ易さで言うならば、ホオズキカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシなどが筆頭に挙げることができたが、
ここ10数年でそのランキング上位に入ってきたのが、キマダラカメムシと言えるかと思う。
ホストの植物種が多様でその上に卵が大きいことも目立つ要因になっているのだろう。

今日は都城市の早水公園で、イロハカエデとケヤキのそれぞれの葉っぱで卵塊を見つけた、というか向こうから嫌でも目に飛び込んでくる。それほどアピール度が高いのが、キマダラカメムシであり、卵・幼虫・成虫と全ステージでもっとも馴染み深いカメムシとなりつつある。
もっとも、一方でキマダラカメムシが分布していない地域、例えば東北以北の地で卵塊発見率の高いカメムシは何だろうか、と気にはなる。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

北西の風が強く、黄砂に霞んだ今日の日の入り。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:53| カメムシ