庭の地面に這うように咲いているコマツヨイグサ。

歩いて10数分の近所には背の高いマツヨイグサがズラッと並んでいる。
ちょっと羨ましい光景だ。
地区で顔馴染みの方が植えておられるので、いつか種をいただけないだろうかと横目で通り過ぎている。
一方、目立たないしどこにでも生えているコマツヨイグサだけど、しゃがみ込んで眺めてみれば、ハートマークの花弁が愛らしい。
朝食前のフィールド散策は、この一輪の花を眺めてから始める。

ハゼノキが花盛り。樹下に立つと虫たちの羽音が降って来る。
なかでもニホンミツバチの姿がよく目につく。

ナナホシテントウも忙しそうに花蜜を舐めていた。


クヌギの若葉に、アシナガオトシブミのオスがいた。
なんだか貫禄たっぷり。
地域によっては多産するらしいが、うちの林や近辺ではほとんど見かけないので少ないと思う。
前胸と腿節が赤くなる赤色型もいるようで、目の前にいたらルイスアシナガオトシブミと見間違えそうだ。
で、過去記事を振り返ってみれば、まさにその間違いを発見!
2021年4月6日の記事で、赤色型のメスを、うっかりルイスアシナガオトシブミとしていたので訂正しておいた。
つまりうちの敷地内でアシナガオトシブミが目撃されたのは、2007年の春から今日まででわずかに2回、ということになる。
それで毎年のようにこの時期になると思い出すのが、2007年の春、庭のヤシャブシにいたオトシブミだ。
移転当初、オトシブミが庭にいたことでものすごく喜んだのも束の間、その目撃例一回きりで終わってしまいその後まったく見ていない。2本植ってあったヤシャブシのうち一本は枯れてしまい、残っている一本も衰弱甚だしく、いづれ立ち枯れてしまいそうだ。
