
ユズの花が賑わっている。花の香りはさほどでもない。
ユズの隣に植っていたキンカンの花は香りがもっとあったけど枯れてしまい、そのあと新しく植えたけどそれもまた枯れて、今はない。枯れた原因はわからない。二度枯れてそれでも懲りずにまたキンカンを植えたいと思う。
ぼんやり花を眺めていたら、大きなナガサキアゲハのメスが梢に絡むように舞い降りてきて、目の前で産卵を始めた。

ユズの若葉や古い硬い葉のこともあれば、写真のように葉っぱにくっついたゴミ?の先っちょにも卵を産んでいた。

以前、クモの糸に絡んだ枯葉に産んだこともあったが、これはわざと食樹の葉から少し離れた場所を選んだのではないかとも考えられる。寄生バチが卵を探す手がかりに食樹の葉のニオイなどを感知しているとすれば、寄生を回避できる手段となるかもしれない。あるいは、単に産卵衝動が高まって、産卵部位が雑になっただけなのか。

明るい草地の様々な植物上で見られる、キボシルリハムシ。
後ろ脚で卵を受け止め、自分の糞で覆い包んだあと、ポイっと地面へ投げ捨てる。
このハムシは4月〜夥しい数が現れ、今はそろそろピーク終盤に入ったかと思う。
成虫の数からして地面へと放り投げられる卵の数は一体どのくらいになるだろう、ものすごい数には違いない。