2023年04月25日

夜間飛行

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

昨日、庭で見つけたクチバスズメのメスの元へオスが飛来して交尾が成立していた。

オスはジェット機のような翼で夜空を舞い、羽化したばかりのメスを探し求めていたのだろう。
暗黒の中でメスを見つける手立ては、メスが放つ性フェロモンの香りと言われている。
ただ、そのフェロモンが濃く漂うエリアは数メートル圏内とされているので、そのエリアに到達するには、とにかくオスはアンテナの感度を最大にし、足で(翼で)稼ぐしかないのだろう。

わがやの庭で羽化したメスのところへオスが飛来して交尾が成就した例は、
これまでに、ウスタビガ、クスサン、ヤママユ、カレハガ、リンゴドクガ、などがいる。
自然界では当たり前の出来事とはいえ、オスとメスの出会いのドラマを目の当たりにすると、不思議というありきたりの言葉しか思いつかない。

そういえば、先日、カラスザンショウの根本で羽化していたシンジュサンのメスは、
翌朝には姿を消していた。おそらくどこかでオスと出会えたのだろうと思いたい。


posted by やまかます at 19:23|