イチイガシ若葉

昨日の午後から夜通し降り続けた雨は、今日の昼過ぎになってようやく止んだ。
雨は上がったけど冷たい風もあって、体感気温はめっぽう低い。仕事部屋では暖房を入れたほど。
耐寒能力の衰えも感じる。
エゴノキの若葉に卵塊(4月5日撮影)

一昨日、エゴノキの花蕾の様子を見ていたら、若葉に葡萄色の卵が並んでいた。
等間隔に几帳面に産み付けている。蛾のなかまには違いないけど、一体なんだろう?
気になるので飼育してみることにした。
幼虫の体が、すりガラスのような卵殻ごしに透けて見えていた。孵化は間近だろう。
肝心のエゴノキの花蕾は、例年よりかだいぶ少なかった。

予想通り、昨夜になって卵は一斉に孵化した。

孵化してしばらくすると、体をグリングリンと捻って体操を始めた。
この捻転運動を行うのは、ヤママユ科など多くの蛾類幼虫で見られる習性だ。孵化後と脱皮後に行う。

今朝になってエゴノキの若葉に移動させた。1匹づつ面相筆で丁寧に。さっそく葉っぱを食べていたようだ。
幼虫同士が身を寄せ合っていた。集合性があるようだから、引き離して単独にするとうまく育たないのかもしれない。
マーガレットに来たハエ類

ワカバグモは相変わらず、マーガレットの花上にへばりついている。すぐ隣の花には上写真のハエ類やもっと小さいユスリカ類が来ていたから、いづれは獲物にありつけるだろう。それにしても、かなり冷え込んでいるにも関わらず、雨が止むとすぐにもハエ類が来たのが意外だった。