2023年03月05日

河口の鳥とカイガラムシ

鹿児島県 出水市

ミサゴ-1000430.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ミサゴが水面ではなく、田んぼに舞い降りた。降りたところで手前の藪陰になって、何が目的だったのかわからなかったが、上空へ舞い上がった姿を見て納得。
巣材を拾い上げたのだった。藁クズだろうか? 今はちょうど営巣中なのだろう。

ツリスガラ-1000583.jpg
        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

小さな冬鳥のツリスガラを初めて見たのは20数年前、松山市の河川敷だった。
実家のすぐ近くの河原にあるヨシ原だが、その時は撮影する間もなくすぐに見失った。
昨日と今日、出水市のヨシ原で10羽弱の群れに出会えて、食事の様子など間近でたっぷり観察と撮影ができた。
特異な地鳴きを時々発するので、ヨシ原に潜り込んでいても群れの動きがわかる。

ヨシの茎には多数のカイガラムシ類が寄生付着してい、これがツリスガラをはじめ小さな野鳥たち(スズメ、シジュウカラ、エナガ、メジロなど)の貴重な餌資源となっている。ツリスガラはもっぱら、このカイガラムシを探り当て、器用に啄んでいく。

「ツリスガラ」の名前は巣が吊り下げたような形であること、カラ類に似ていること、からきているようだ。

出水市での撮影を午後2時に終えたあと、佐賀市に移動。
ところが、広川ICの先で追突事故のため渋滞が発生し、ノロノロ運転になった。そこで、広川で降りて一般道の抜け道で佐賀市に向かったものの、IC降り口も渋滞していて、一般道に出るまでにもかなりの時間が掛かり、佐賀市には予定時刻より2時間以上も遅く着いた。

ツリスガラ-1001151.jpg
       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 22:42| とり