三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
花壇のラッパズイセンに佇む黒いハエ。体長は3ミリほどだが、2m先からでもすぐにわかった。
春めいて来たとはいえ、まだ活動する虫の姿は少ない。3ミリの虫に引き寄せられ、そっとしゃがみ込んでみた。
逃げられるかと思いきや、これが実に落ち着いている。すぐ間近までレンズが迫っても微動だにしない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
落ち着いている理由はすぐにわかった。背面からでは気付きようがないが、目線を下げて横から眺めると、小さな獲物を抱えていた。食事中だったのだ。
ラッパズイセンの花上から周りに目を移すと、石の上に同種と思われるハエが3頭並んでいた。
そのうちの1頭も獲物を抱えており、ユスリカの一種であることがわかった。花上のハエが抱えていた獲物と同じ種類のように見える。
この黒いニクショクバエは、オドリバエの仲間だろうか?
ユスリカという獲物を捕らえるとしたら、おそらくは空中で目ざとく追いすがり長い脚でガッシリと抱え込むのではないだろうか。もしそうだとしたら、その空中離れ技を一度は見てみたいものだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO (写真はすべて、昨日26日に撮影)