2023年02月21日

冬芽になり切ります

三股町

マガモ-3214882.jpg
     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

三股町に流れる沖水川の上流域を久しぶりに訪れてみた。

沖水川に注ぐ支流沿いの車道に外れてさらに奥へと遡ると舗装道路が終わって未舗装の林道に入る。林道の入り口に車を止め、常緑樹林に覆われた狭い道をズンズン奥へと歩いてみた。
この辺りの雰囲気からして、3月に入ればスギタニルリシジミの吸水集団が見られるような気がするし、もしかしたらムカシトンボの産卵行動なども観察できるポイントもありそうな、そんな気配を感じた。

林道からずっと下を流れる渓流を覗き込むと、岩陰に潜むようにじっとしていた、マガモのオスと目が合った。
警戒しながらもしばらくは私の様子を窺っていたが、こりゃあマズイ!とばかり下流へ泳ぎ去ってしまった。

マガモ-1000107.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO


カギバアオシャク幼虫-2219345.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

アラカシの冬芽に「くり抜き」のしわざがあった(丸い食痕)。
このしわざが見つかると、カギバアオシャク幼虫ともすぐに出会える。と、いうか上写真ではすでに幼虫の姿が見えている。少し俯瞰気味に撮影してみた。

カギバアオシャク幼虫-2219342.jpg
      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

幼虫は体を折り曲げ、冬芽になり切っている。丸く穴が空いた芽の中はほとんど食べられて空洞になっているようだ。真冬でも気温が高い日には芽の中に頭を突っ込んで食事をしている。

ウスタビガ-1000306.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ハルニレの細枝に、ウスタビガの繭があった。
昨日はずっと下流域のエノキで見たばかりだが、ハルニレに付いているのを見たのは初めてかと思う。
違う角度からも見てみたが卵はついてなかった。
ハルニレの赤い芽吹きがポツポツ並んでいて、ここにも春の気配あり。
posted by やまかます at 20:26| しわざ