三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
クヌギカメムシの孵化が始まっていた。
じつはこの卵塊がついていたのは、地上高約8m。
普段なら到底、目が届かない高所だが、一昨日、根本から切り倒したばかり。
林床に横倒しとなったクヌギ大木を計測してみると樹高は13mほどあった。
根本から頂部まで丁寧に見ていくと、目線の高さでは2個しか見つかっていなかったが、6mの辺りに数個あり、8mでは上写真の孵化したものを含めて5、6個。さらに11mの高さでは20数個が集中して見られた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
2枚目の写真では孵化幼虫による吸汁で、ゼリー状物質が萎み痩せている。
ゼリー状物質に埋もれている卵からは、それぞれ3本の呼吸管が飛び出ている。
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2 FlashQ G20U
秋冷の頃、クヌギカメムシが産卵する場所はおもにクヌギの幹表面の窪みだが、目線の高さよりうんと高い位置にも産卵していることは10年ほど前にもクヌギの伐採をしたときに初めて気づいた。したがって、ある場所で毎年産卵される卵塊数の正確なカウントはほぼ不可能とも言えるだろう。
クヌギカメムシの孵化が始まり、そして昨日はフチグロトゲエダシャク♂の飛翔する姿も増えた。もう春はすぐ目の前にまで迫っている。