三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
林床に落ちていたクヌギの梢に、白いものが。
拾い上げてみると、サラサリンガの幼虫巣だった。すでに空き家になっている。白い糸束テントは多数の幼虫たちが吐いた糸でできており、その本数は相当な数字になるだろう。一回産卵で何頭の幼虫が誕生するのか数えたことはないが、3桁の数にはなるはずだ。白くペンキで塗ったような糸束が強力な接着剤かあるいは命綱の役目を果たして、幼虫巣テントの脱落を防ぎ、頑強な城にもなっている。
枝を落としたであろうクヌギの幹を何度も見上げて、越冬巣を探してみたが見当たらなかった。数年前には目線の高さの幹表面に張り付いていたのだが。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)
先日見つけたウスタビガの卵。
ヤママユの仲間で越冬卵を一番見つけ易いのがウスタビガだ。清瀬市に住んでいたころは、冬になると薄緑色の空繭を探すのが恒例になっていたが、近場でよく見つかったのは所沢霊苑だった。苑内のケヤキ並木を見上げて歩いていると、多い年には20数個も見つかり、そのうちの何個かは必ず卵付きだった。
越冬卵探しで、次いで探索ポイントを絞り易いのがヒメヤママユだった。
今住んでいる三股町の自宅周辺ではヒメヤママユは極めて少なく、武蔵野で見つけていた探索ポイントが有効かどうかは検証できていない。
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8
まるで焼け焦げたようになっているが、大丈夫。卵が繭から脱落するのを防ぐため、母蛾によって黒い糊がふりかけてある。