2023年01月19日

ナナホシテントウ

三股町 

日当たりの良いグランドの片隅に、ホトケノザの絨毯があった。
盛大に花を咲かせているので、ならばいるだろうと覗きんでみれば、ナナホシテントウが2頭いた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U (写真は昨日、町内、第四地区公民館にて撮影)

写真の一頭はおとなしく日光浴なのかなと思えたが、もう一頭は忙しく動き回り、餌を探しているようにも見えた。

〜伐採大作戦〜

午前中は室内撮影と写真データの整理などを片付け、午後からはクヌギ伐採作業に取り掛かった。

幹の頂部を切り落とした場合、斜面にあるから、地面に落ちたあと隣の畑(写真画面左、数年間も耕作放棄で荒地になっている)に転がり落ちてしまう可能性が大いにある。落ちたら最後、100キロ以上あると思われる樹幹を持ち上げることなど重機を使わない限り不可能だ。
そこで、転がり防止策として法面にバリケードを拵えてみた。これも足場と同じ単管をジョイントで組んだ。これだけでかれこれ4、50分も費やしてしまった。
さて、これならどうだろうか?
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     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

斜面下方向に対して90度の方角に倒れ込むよう楔形に切り込みを入れてみたが、チェンソーを使っての作業だけで1時間近く掛かってしまった。幹の直径がチェンソー刃より大きいので、斜面側、足場の反対側のほうに切り残りができてしまった。
まさに薄皮一枚でつながった状態だが、押しても引いてもビクともしない。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そこで、まずは足場を解体してから(これだけでも時間をけっこう食う)、倒したい方角と逆の位置に脚立を立てて、最後の切り込みを入れることにした。倒れる方角からはロープを結んでおいた。
いつもの午後3時のお茶と甘菓子の時間も今日は省略、ミカン一個を頬張るだけで作業を続行。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

薄皮一枚とはいえ、これが意外とゴツくて切り進めるのに苦労した。そしてようやくのこと、グラリと動いて傾いたところで、脚立から降りてロープの端へと駆け寄り、「さあこれでどうだ!」とばかり引っ張ってみれば、ゆっくりと傾いで、ズンドドド〜〜〜ン!!と斜面に落下。

これが見事な着地で、転がることもなくバリケードの手前にピタリと止まった。偶然とは思うけど、幹から突き出ていたコブの部分がガッツりと支えになってブレーキが掛かったようだ。高校の柔道の授業で、相手から倒された時に片腕で畳を瞬発的に叩く受け身を教わったことを思い出すが、コブの形状がそのような働きをするとは想像もできなかった。結果としてバリケードは必要なかったのだが、着地の姿勢、向き、など事前に計算できるはずもない。
当初はバリケードを直撃して押し倒し転がり落ちることまで危惧していた。

伐採作業が完了したのは午後4時半。休憩をとることなく、足場に使った単管や道具類の片付けをしていると、午後5時を過ぎてしまった。
4キロ近くあるチェンソーを緊張感をもって長時間使ったことなどで、右腕に痛みが残りかなり疲労した。久しぶりにハードな山仕事だったが、危険を伴う作業でもあり手順や方法をじっくり検討しながら慎重に行ったので時間も余計に掛かってしまった。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

片付けを済ませたころ、日没となった。夜になって、すぐ近くの林でフクロウが囀り始めた。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:32| コウチュウ