2023年01月15日

チャミノガの不思議

三股町

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

一本のクリにチャミノガの蓑が多数ついていた。チャミノガは枝に斜めにつく独特な姿をしているが、この時期はすでに空っぽのぬけがらになっているはず。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

蓑を注意深く開いてみるとやはり、中には寄生バチの幼虫がいてチャミノガ幼虫の姿は無かった。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ところが、、、数個目から、チャミノガの熟齢と思われる幼虫が次々と出てきた。大きさが違うのは雌雄の違いだろう。

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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U  

同じクリの木をよく見ていくと、3ミリ程度のチャミノガ若齢の蓑も次々と見つかった。じっと見ているとユサユサと蓑が動いており中の幼虫が生きていることも確認できる。 
チャミノガは若齢幼虫で越冬するはずだから、この小さなミノムシこそがノーマルな状態かと思える。

では、越冬若齢幼虫とは別に、熟齢幼虫が多数見られるという現象はどう説明がつくだろうか。
実はこのチャミノガに気づいたのは昨年12月6日のことで、それから1ヶ月間経た今日、熟齢幼虫に特に変化は無い。
蓑を開いたものは糸で修復されてもいる。この先、熟齢幼虫がどうなっていくのか注視したい。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO     

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

エナガたちが採餌している様子は手に取るように観察できるが、中でもケヤキにつくアブラムシやジョロウグモの卵のうを啄んでいるのがはっきりわかる。
動きは速く常に動いているのでフレームに捉えるのもなかなか思うようにいかない。
posted by やまかます at 19:28|