三股町
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2 FlashQ G20U
温州ミカンの果皮に、胡麻粒より小さい、ヤノネカイガラムシが付いていた。
昔は(自分が小学生低学年の頃だから、50年以上前)このカイガラムシの粒々がたくさん付いているミカンは珍しくなく、当時は気味が悪かったのを覚えている。数が少なければ擦って落としていたけど、食べる気も失せるほどいっぱいつぶつぶだらけのミカンもあった。
今回は2個、つまりわずかに2頭でいづれもメス。オスは見当たらない。
カイガラムシの細くなっている先端には、触角など虫の輪郭がわずかにわかる第一脱皮殻が見える(下写真)。その手前が第2脱皮殻、で、一番大きな赤紫色の部分が虫体の蝋腺(wax-gland)から分泌されてできた介殻で、この中は卵塊で満たされる。
E-M1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8 オートエクステンションチューブ 65-116
羽化したオスには脚も翅もあって、メスのところまで飛翔移動できるが、オスの平均寿命はわずかに55時間と短い。
一度はヤノネカイガラムシのオス成虫の姿を拝んでみたいものだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
私がすぐ近くにいても平然とやって来て、ハゼノキの実を啄むシロハラ。 毎日のように顔を合わせているシロハラ。
2023年01月03日
介殻虫 Coccidae
posted by やまかます at 20:15| カメムシ