2023年01月02日

伐採作業続く

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

クマイチゴの群落が近所のクヌギ林を取り囲むようにあって、紅葉が鮮やか。
うちの林の中にも以前はクマイチゴがかなり繁茂していたけど、観察路を作ったときにかなり伐採して今では残り少ない。遠目で眺めるぶんには問題ないけど、棘には行手を阻まれるから厄介だ。

モズ-1000512.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

モズのオスが枯れ枝の先に飛来するや、枝にさしていた羽毛のかたまりを苦労して飲み込んでいた。写真は飲み込んだあと飛び立ったところ。

どうやら、そのハヤニエは小鳥だったようだ。灰色の羽毛だったが鳥の種類は検討がつかない。肉塊はわずかだったので、最後の食べ残しだったのだろう。
昨日はメジロを追い回すモズを見たが、小鳥を襲ってハヤニエに立てることはそう珍しいことではないものの実際に観察できる機会は少ない。
30年ほど前の雪が積もった日、所沢市郊外の雑木林でアカネズミを捕らえて枝に突き立てるモズを見たことがある。
小鳥やノネズミなどの獲物を押さえつける脚力がモズにはあまりないので、枝などの突起物に突き立てておいて鋭い嘴を使って調理をする。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨日から始めたクヌギの萌芽更新伐採作業。
目線の高さで切り詰めるという方針に沿って今日も残っていたクヌギの伐採に取り掛かった。

上写真の脚立を立てかけた木は一番大きくもっとも注意深く作業する必要があった。
当初の見立てでは枝や幹の状態からして道路側ではなく敷地内へと倒れるから心配ないと思っていたのだが、切断作業の途中で倒れる方向が道路側になることがわかった。チェンソー刃が食い込む具合からわかるのだが、8割ほど切り進めたところでこれはヤバイ!と悟った瞬間、実際チェンソー刃が挟み込まれ抜けなくなった。正月とあって車の通行は少ないものの、道路へと倒すわけにはいかない。
そこで虎ロープを幹に巻き付けて引っ張り、なんとか敷地内へと倒すことができた。その重量感たるや写真では伝わらないが、自分に倒れかかったらひと溜まりも無い。ロープを引っぱたときの揺らぎ方をしっかり見て、どの方角に倒れるかを冷静に判断する。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
倒れた直後。ドッスン!!狙い通りの位置に倒せて一安心。

伐採-1024831.jpg
        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨日は5本、今日は4本を伐採し合計9本のクヌギの伐採作業を完了できた。
目線の高さまで切り詰めたので、萌芽して伸びる枝葉は手の届くところに展開する。自然観察にはうってつけとなるし、来年からの伐採も楽にできるようになる。
倒したクヌギの小枝の整理もあるが、このまま2ヶ月ほど放置しておけば、椎茸のほだ木としてコマ打ちができる。
ほだ木にならない細い枝は積んでおけば、朽木の宝庫となり、キノコや様々な昆虫類の観察を楽しめる。そこには鳥もやって来るだろう。
posted by やまかます at 22:24| 田舎暮らし