三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
ミゾソバ群落はもうとっくに枯れていたが、今朝は平たくなったその枯れむしろに霜が降りていた。
10月はじめ頃には様々な昆虫が花を訪れていたり、ミナミカマバエが狩りをしていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
休耕田の枯れ草で囀っていた、ホオジロのオス。
ゴミ出しの帰りに機材を担いでこういう光景を眺めながら歩いているので通常の倍以上の時間を食ってしまう。
E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOXDE300
最後にハチの姿を見たのは先月の終わりで(11月25日)、そのあとはハチの気配が無くもぬけの殻かと思われた。
そこで今日は、コガタスズメバチの巣を枝から外してみた。
まずは枝ごとゆすってみると、その振動で巣の底を突き破って中の巣盤が地上に落ちてしまった。
通常、数枚の巣盤が上下に段をなしているのだが、落ちた巣盤は最上段のものと思われる小径のが一つだけ。
他の巣盤はどうなったのだろう?
巣盤の育児房にはでっぷり肥えた幼虫とまだ小さい幼虫、そして繭蓋(黄色の)の中の蛹と、わずか3頭のハチの仔だけが残っていた。
もはや世話をしてくれるワーカーもいないので寒さに凍えるか飢えて死ぬ運命だ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
黄色い繭蓋を切り開いてみると、すでに色づき始めた蛹が窮屈そうに納まっていた。
このまま成熟して羽化できるだろうか。
今年はうっかりコガタスズメバチの巣作りに気付くのが遅れてしまったのが悔やまれる。
E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOXDE300
悔やまれると言えば、、、、
数年前、5月ころに女王が単独で営巣を始めたのが玄関前の植木棚で、気付いたときはまだ小さな巣盤に卵が2、3個だけの段階だった。私が喜んだのは言うまでもない。
とは言え、玄関前では人の動線に被るので、植木棚ごとそっと移動できてもう一度喜んだ。これで営巣の様子を誰に気兼ねすることなく思う存分、継続観察できる! と、張り切って撮影準備を整えているうちに、迂闊にもコツンと肘が棚に触れたショックだけで御猪口を伏せたような巣盤が、あっさりと落下して崩れてしまった。細い支柱一本だけで天板からぶら下がっているのだから振動には弱い。慎重に引越し作業をしたのにも関わらずこの失態には愕然とした。いやかなりしょげた。
もちろん、コガタスズメバチの女王は営巣を諦めたのだろう、二度と戻って来なかった。
来年もまた、庭のどこかで再び営巣してくれることを期待しているのだが。