午前6時04分 霧島山
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
庭の中央にあるクヌギの樹液に、虫が集まっていた。久しく虫の姿が全く無かったのは暑さのためだろうか。
写真のノコギリクワガタオスは、樹液から離れている場所でクルクルと回転していた。さながら、回転テーブルに乗っかっているようなことになっていたが、一体どうしたのだろう。近くにメスの姿も見当たらない。
大きな湾曲した大あごの形からか、うちに来ている職人さんは「水牛」と呼んでいた。
「そんでもって、あっちの小さい方が、ノコギリクワガタ、ですよね?」
たしかに、原歯型のまっすぐな大あごの形の方が、鋸に近い。
樹液に来ていた他の虫は、オオスズメバチとゴマダラチョウ、シロテンハナムグリ、大きさのあるものではそのくらいで、寂しいレストランだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
アカメガシワ(雌木)を見上げると、葉裏という葉裏にはアカギカメムシの群れが休んでいる。数が多い群れでもせいぜい10頭前後。高い場所までは見えてないけど、一本のアカメガシワにかなりの数の成虫が休んでいるようだ。これからのち、どこへ行くのだろう? と毎年、そんなことを繰り返して呟いている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
仕事部屋のすぐ外の草はらに、ポツンと一頭だけいた、アカハネナガウンカ。
偶然、排泄の瞬間の手前が写っていた。このすぐ後にプッツンと弾き飛ばした。
日中、クサヒバリの鳴き声が甲高く響き、そして、
日が暮れてから外で奏でるクツワムシの鳴き声も数が減り、なんだかまろやかになったようで、スズムシの音色がそこに加わってすっかり秋の風情が漂う。