2022年08月01日

あしながばち

午前中は小雨が時折降っていたが、午後から久しぶりに夏空が広がった。

0801夏空-1040788.jpg
  OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ヤマトアシナガバチの巣を改めて撮影してみた。

一脚を改造した延長棒の先端にカメラを取り付け、12秒セルフタイマーでシャッターを切った。
出払っているのかワーカーの数が少ない。
画面左上では肉団子を抱えている姿もある。これから幼虫に給餌するのだろう。

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  OM-1  LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH  FlashQ G20U

仕事部屋の雨樋にある巣も同じ方法で撮影してみたところ、こちらはワーカーが多い。
しかも、こちらはヤマトではなく、キアシナガバチだったことが今日になって初めてわかった。
大きくなったイチイガシが屋根に影を落としていて薄暗いので、パッと見でヤマトと見誤っていた。
写真はストロボ光の照明を入れて明るいけれど、実際はほとんど暗闇に近い。

0801キアシ-1040776.jpg
  OM-1  LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

アシナガバチ両種ともカメラをすぐ間近まで寄せてもほとんど動揺はなかったが、油断は禁物。

灼熱で地面が焼け刈草がやっと乾燥してきたので、夕方から片付け作業に取り掛かった。

あちこちに散らばっている刈草を熊手で掃き集める。駐車場のコンクリート面は仕上げに竹箒で丁寧に掃き清める。
日陰だと風があって室内より涼しいし、昨日まで蒸し風呂のようだった空気が嘘のようにカラッとしている。
汗だくにはなるが室内でデスクワークをしているより遥かに心地良い。

刈草を山盛りにした一輪車を押していると、足元からセスジスズメが飛び出してまた草むらに潜り込んだ。昼間は草陰にじっと潜んでいて、日が暮れてからカラスウリなど夜咲く花にやって来る。

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  OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO  FlashQ G20U

今日、撮影に使った改造延長棒とカメラの組み合わせはこちら↓
こういう時、軽いレンズ、SUMMILUX 9mm の出番となる。
この写真では、ストロボはFL-LM3を装着し、簡易ディフューザを発光部前に付けた超軽量スタイルだが、上写真は、実際にはFlashQ G20Uを使った。FlashQ G20Uくらい小さいストロボだとほぼ問題なかったけれど、できるだけ軽いことに越した事はない。

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改造延長棒は一脚の雲台取り付け部を逆さにしただけのことだけど、そのほうが伸ばした際に安定する。
この延長棒は最長に伸ばしても110cmしか伸びないので、ハチの攻撃から身を守るに十分とは言えないだろう。
実際、2メートル離れていても刺されたことがある。時期やハチの巣の状況など、諸条件によって安全圏と言える距離は異なると思われ注意が必要だ。

ところで、この記事を読んだ方で真似をしてハチに刺されたとしても、責任はご自分にあるということを念のために書いておこう。
距離が取れる条件であれば、望遠レンズを使って撮影した方が無難。どうしても絵柄に拘りたいなら冒険も時には必要ということになる。
posted by やまかます at 21:02| ハチ・アリ