2022年07月27日

ピーマンとカメムシ

午前8時11分
縁側を降りてすぐの草むらに、キリギリスのメスがいた。ここはキリギリスの観察ポイントの一つでメスのすぐ近くにオスもじっとしていた。
この時間帯だとまだ日陰になっており、キリギリスが活発に動き始めるまで間がある。

縁側からそっと覗き込むだけでキリギリスの姿が見つかることもあるが、毎年ここには東西に長さ5m、幅1m20cmほどの帯状に草地を刈り残してある。
ここではかつてカヤネズミが営巣したこともある。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

縁側とは反対側、東の玄関先ではナツフジの白い花が足元にたくさん落ちて積もっている。
花はポロポロと落ちているが、小さな蕾がたくさん控えており花期は長い。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

目線の高さにあった可愛らしい蕾を見てみると、白いおまんじゅう型の卵が付いていた。
大きな穴ぼこが火山の噴火口のように開いている。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

卵殻があるなら幼虫もいるはずと探してみれば、ウラギンシジミの若齢幼虫がこれも蕾に張り付いていた。
ナツフジで育つ幼虫は緑色型になる。花色が体色に関わるのだろうか。
ツノと言うのは頭に付いているものだが、このイモムシの場合、お尻にある。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ウラギンシジミがいるなら、こちらもいるはずと葉っぱに目を移すと、コミスジの若齢幼虫が自ら作った岬の先端に「へ」の字型ポーズでいた。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

家庭菜園のピーマンやサツマイモには、ホオズキカメムシが群れてつく。
「なんとかならないの?」と嫁さんは言うけど、野菜の収穫にさして悪影響を及ぼしている風にも見えない。味が落ちているようにも思えない。それでほったらかしにしている。

今朝はちょうど羽化を終えたばかりのオスがいた。
脱皮や羽化直後はどんなカメムシでもそうだが、赤や黄色や白色だったりと明るい色合いと艶があって綺麗だ。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

午前中は陽射しも時折あったけど午後からは曇って俄雨が続いた。
朝一番、パソコン作業に取り掛かる前に自宅フィールドを少し歩いておいたのは正解で、午後3時頃にも陽射しが少しの間出ていたので、休憩がてら庭で剪定枝の片付けなど体を出来るだけ動かしておいた。
まるでトンネルの中にずっと入っているかのようなパソコン作業も、明日中にはひとまず山場一つ越えて一旦は一息つけそうだ。




posted by やまかます at 20:56| カメムシ