2022年07月24日

ハゴロモ同士

都城市 山之口町

一昨日、採集したヤゴがシオカラではなくオオシオカラトンボだったことがわかり、改めてヤゴの採集に出掛けた。
2頭の羽化間近となった終齢ヤゴのうち1頭は明らかにオオシオカラだった。けれど識別点の腹部背面突起が無いように見えたもう1頭も、実体顕微鏡でよ〜く見直すと僅かに付け根のようなものがあることがわかった。ルーペで見ても見落とすくらいだが、突起が折れたか擦り減ったのだろうか。

さっそく今日新たに掬ったヤゴは明らかにシオカラトンボと確認できて一安心。
若齢がほとんどで、終齢はなんと1頭だけだったが仕事の撮影には支障無い。本来ならある程度の数から選びたいところだが、他にもやるべきことが山積していて時間の余裕が無い。貴重な1頭のヤゴはクリーニングすると綺麗な個体だった。
シオカラとオオシオカラは混棲しているので注意が必要だが、今日掬ったヤゴのうちオオシオカラは1頭のみだった。

アジサイにアオバハゴロモスケバハゴロモが仲良く(?)並んでいた。アオバハゴロモの方が圧倒的に多い中、ポツンとスケバハゴロモが混じっている。

ハゴロモヤドリガの寄生を受けていないかスケバハゴロモの腹部を見ておいたが確認できなかった。
ヤドリガ幼虫が小さな若齢だと、透けた翅の裏側に張り付いているのが見えることがある。

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

コンクリートに置き換わって石垣はあまり見なくなったが、身近な暮らしの中にあると心安らぐものがある。
うちにも石垣を積んでみようかなどとふと思った。石垣は苔をはじめ様々な生き物たちのすみかにもなる。

自宅家屋に営巣しているヤマトアシナガバチ

もうどれが女王だったのか見分けがつかない。雄蜂も羽化し始めたようだ。
昨日、玄関前のツバキにも巣が見つかり、ヤマトアシナガバチの巣は今のところ4ヶ所となった。
4巣の中で写真の巣が一番大きい。

巣部屋がこのように剥き出しのアシナガバチと、巣部屋が外壁で覆われるスズメバチの巣とが同じ敷地内にあるけど、親近感のようなものを感じるのは、スズメバチのほうだ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U

posted by やまかます at 20:34| カメムシ