林に降りて、ウスバカゲロウの成虫を探してみた。
昼間は薄暗い林の中でじっとしているので、潜んでいそうな場所を網でたたきながらゆっくり歩く。
林の真ん中にあるコバンノキに果実が実っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
ぐるっと林を一周し終わりかけになって、ようやく、
やっと見つけたと安心したのも束の間、大きな翅をバッサバッサとゆったりめだが薄暗闇に溶け込むように逃げられ、うっかり姿を見失ってしまった。しばらくして2頭目も出てきた。今度こそはと慎重に目で追いかけていたけど、これもまた見失ってしまった。大概はあまり長くは飛ばず近くに止まるものだが、いくら周辺を探しても見つからなかった。
衣服の上から藪蚊に刺され、歩き疲れもし、シンドイことはやめることにした。焦ることはない。
夜に出直しと決めて、夕方から草刈り作業を1時間半ほど行った。
夜行性の彼らがやって来るピンポイントで待てばいい。前からポイント(蟻地獄のある砂地)はすぐ近くで見つけてある。
午後8時過ぎ、ポイントに行ってみると2頭のウスバカゲロウが地面近くを舞っていた。懐中電灯の灯りを嫌ってすぐに逃げてしまったけれど、しばらくすると1頭が戻ってきた。
ウスバカゲロウの顔を室内で撮影するために採集したのだけど、できれば産卵や交尾も撮影しておきたいのでまた出直すことにした。
うちに戻ってクヌギの樹液に寄ってみると、ムクゲコノハが来ていた。
ヒラタクワガタもいる。
隣のクヌギにはカブトムシのオスも来ていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8