2022年07月02日

皮剥ぎ虫

三股町

午前6時40分

クワの枝が長さ50pほどに渡って白くなっていた。帯状に樹皮が剥ぎ取られていて、まだ出来たてほやほやの虫のしわざと分かる。
それもそのはず、実は昨日の朝、しわざのヌシの現場をタイミング良く見ることができた。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U

大柄なクワカミキリのメスが、まるでピーラーで削るようにして樹皮のみを食べていた。樹皮って、美味いんだろうか?中の材よりよほど硬いと思うのだけど。滲み出る樹液も舐め取っているのかもしれない。

食事中のクワカミキリは警戒心がいたって薄く、あの過敏ですぐに飛び跳ねてしまうキボシカミキリとは真逆の性格か。なので、こちらは撮影の向きをいろいろ変えたりしながら、レンズ先端が触れそうなギリギリの距離で撮影三昧。

まずは虫目線で、お決まりの横向きポーズから。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO Flash Q20U (7月1日撮影)

次に、食べている口元、顔正面を見たいので上から見下ろすアングルで。
これが一番やりづらい撮影で、可動モニター画面でのフォーカス合わせは老眼ゆえ何度も失敗を繰り返した。片手でカメラを構えているので手首に掛かる負担も大きい。辛うじて大顎が見えているがこの角度が限界。こんな時は細くて小さいレンズが欲しい。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO Flash Q20U (7月1日撮影)

クワカミキリのしがみついている高さはジワリじわりと上がっていくけど、ちょうど私の目線くらいから始まったので撮りたい放題。
腰をグンと落とし下から上へと仰ぐようにして、パチリ。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO Flash Q20U (7月1日撮影)

で、最後にクワの生えている場所がわかるよう、奥に自宅家屋を入れて記念撮影。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO Flash Q20U (7月1日撮影)

クワの木は春の終わり頃に私の胸の高さあたりでバッサリ幹を切ったのだけど、そこから数本の枝が伸び上がっている。クワの萌芽力は旺盛で、切られるとなおさら力強く枝を伸ばししかも大きな葉を広げる。そのような元気な枝がカミキリムシにとっても魅力的で、美味しいのだろうか。
メスを求めてオスが飛来してくるかと期待したが結局それもなく、メスは盛大にしわざを残して飛び去って行った。

午後7時半
昨日に続き、夕焼けが鮮やか。
明朝は公民館で毎月恒例の一斉清掃(草刈り作業)があるのだけど、雨にならんだろうかと淡い期待を抱く。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 21:16| しわざ