三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U
ユズの梢でしきりと鳴いていたヤブキリだが、昨夕は全く姿を見つけることができなかった。
鳴き声に惑わされてなかなか辿り着けないもどかしさを感じたけれど、今朝になってみればあっけなくすぐ見つかった。
とは言え、葉っぱの茂みに阻まれ陽射しはわずかに後脚と中脚に当たっているだけ。顔が陰になって暗くて冴えない。
そこで画面左手の方角からスポット光を少しだけ入れた。
一昨年、去年と育雛中のスズメが巣に持ち帰ってくる獲物を観察してみたのだけど、稀に草本の種子などもあるけどほとんどは小さな昆虫類で、その中でもヤブキリの若齢幼虫がかなり多かったのが印象的だった。
春先あんなにたくさん捕食されていても、梅雨の頃にはジジジジジ〜と鳴くヤブキリ成虫の大柄な(昆虫の中でも)姿はあちこちでよく見かける。一体どれだけ卵、産んでいるの!?ヤブキリ。
ユズの隣にはヤマアジサイがあって、そう言えば以前ここで、脚が黒いタイプのヤブキリを撮影したことを思い出した↓
Caplio GX100 ( 6月18日2008年:撮影)
それと言うのも、2週間前に岡山の友人から「真っ黒の、これはキリギリス?」という問い合わせがあったからで、
その友人が撮ったヤブキリは体全体が真っ黒であった。褐色型なら図鑑で見たことがあるけれど、黒化型は初めてで驚いた。そもそも褐色型でさえ生きた姿はまだ見たことがない。と、思う。
友人が送ってくれた、その黒化型ヤブキリの写真はこちら↓
(掲載許可を得ています)
これだけ真っ黒だと、やはり一度は自分の目で見たくなる。羽化ピークを迎えたようでヤブキリ成虫がこのところ一気に増えた。黒化型を意識したところで簡単に見つかるものではないけど、いつもよりヤブキリの姿に反応してしまう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
ヤブキリを撮影して、庭の真ん中にあるクヌギのそばに来ると、プ〜ンと発酵臭がした。
茂みに隠れて見えない樹液レストランのありかを探そうと、足を止めて振り返った目の前に鮮やかな色をした、
サラサリンガの「しわざ」があった。母蛾が自分のお尻の毛束を卵塊上に塗りつけたしわざだ。