2022年06月17日

キマダラ〜な虫

三股町

庭のクヌギでキマダラカメムシの卵が一斉孵化を終えていた。
この卵塊の産卵日は分かっていて、6月4日。なので、卵期は13日間。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U 

産卵場所が狭いので幼虫リングとはならず、窮屈そう。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U 

キマダラコウモリの飛来する数は例年一頭のみで少ないとは以前に書いたけど、今年はこれで3頭目。
小さい頭部が突き出て目立つ一種異様な雰囲気を纏った蛾。黄昏時のわずかな時間に飛翔して雌雄が出会うようだ。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U 

おそらくコウモリガ幼虫のしわざと思われる樹液には、クロコノマチョウがずっと陣取っていた。新鮮な夏型を多く見るようになった。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 GODOX TT350

追記:リンゴドクガ幼虫は夜になってから台座に戻っており、今日も食事のたびに遠出(2メートル以上)もしていたが、必ず台座に戻ることに変わりが無い。


〜新刊本の紹介〜(写真画面右)

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先月発売された、植物写真家、高橋修さんの新刊本は、『あした出会える 雑草の花 100』(山と溪谷社)
身近な草本植物100種を親しみ易い文章で紹介されており、どのページから開いても植物の読みものとして楽しめる。

あえて「雑草」という呼び方を使ったのも本書の意図を感じるが、これが例えば「昆虫」だったら「雑虫」?いやいや「雑虫」は昆虫好きの間で使われる呼び方であって意味合いも違い、世間一般的には馴染みがないだろう。雑草にあたる呼び名は虫ではないように思う。

2014年に刊行された高橋さんの著書『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』は、毎日のようにお世話になっている。植物名を確認したり調べもの以外に、こちらも読み物として楽しめる作りになっている。

高橋修さんのブログ『サラノキの森』はこちら。




posted by やまかます at 21:54| カメムシ