2022年06月06日

うんちのしわざに教わる

三股町

昨日から降り続いた雨で、路面に並べてあった糞(ヤママユ幼虫の)はぜんぶ綺麗に流されて無くなっていた。

ところが、、、、、、、

ほぼ同じ箇所に、昨日のより一回り大きなしかも新鮮な!糞が、数個散らばって転がっていた。
これもまた一つ一つ拾い集めて並べてみた。路面に這いつくばって撮影している目の前に、コロン〜!!と新たな糞が落ちてきた(写真画面一番奥の糞)。「ココニ、イルヨ!」と言わんばかりに、、、、、

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

「おお!やっぱり生きてたんだよ〜」

クヌギの梢を見上げるも逆光でよくわからない。双眼鏡で葉っぱを一枚一枚丁寧に覗いてみていくと、いました!
地上高3メートルの高さに。

ヤママユの幼虫(画面左が頭)。
0606ヤママユ-6063342.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO GODOX TT350

枝葉に姿が溶け込んでいてそれと知らなければまず見落としてしまうだろう。もっとも幼虫から少し離れた枝の葉が数枚消失しているのが手掛かりにはなる。
先月中頃に姿を見失った時点では4齢だったが、今は立派な終齢幼虫だ。他の2頭はどうだろう、どこかにいるような気がする。

あらためて落ちていた、そして落ちてきた、うんちに感謝します!

0606ヤママユ-6064893.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

で、、、、ふと目線を隣のクヌギの梢に移せば、まるで待っていたかのように、リンゴドクガの幼虫が。今日までずっと気づかなかったとは、、、、。

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数枚の葉を糸束で綴じ合わせているのは、営繭の準備ということだろうか。
このあと夕方、6時半に見た段階でもまだこのままの状態で繭作り作業は進んでいなかった。
さて、明日にはどうなっているだろう? 他にもいないだろうか?

イチイガシの根本近くにいた、ウスベニスジヒメシャク

0606ウスベニスジヒメシャク-6064914.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350×2灯

Timandra属には数種類いて特にフトベニスジ、コベニスジ、ウスベニスジの3種はよく似ていて区別は難しいようだ。食草はタデ科のミゾソバなど。
ふと3年前の6月17日の記事でおそらく同種を「ベニスジヒメシャク」と誤同定していたことに気付いたので訂正します。
posted by やまかます at 20:53|