三股町
霧の濃い朝を迎えた。
お隣のこのクヌギ林は、2年前に3分の2以上の面積を伐採したので奥行きが無い。
さらに去年、背後にあった杉山が大々的に伐採されたので、一層明るい木立になった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
外観は、見た目は、さほど変わらないようでも(E-M1マーク2、3と)、中身、撮影機能については格段に進化している、OM SYSTEMのミラーレスカメラOM-1。
深度合成撮影もさらに手持ちで手軽にできるようになった。連写速度が速いのと、カメラ内合成時間も短縮されているからだ。
低温のため、カラスノエンドウで夜露を纏ったまま動けない、ナナホシテントウ。
今春は少ない、とは前に書いたけど、今日一日で見つけたのはこの一頭のみ(庭で)。幼虫も2頭のみ。
少なくともうちの敷地フィールドではなぜか、稀。
それはともかく、さっそく深度合成で撮影してみた(以下、ナナホシテントウ、レンゲ、ミツバアケビ、クロコノマチョウ)。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro ISO80
感度をISO80としたのは、上写真「霧のクヌギ林」の画面内に太陽を入れたせいで感度を下げる必要があり、その時の設定のままだった。アブラムシはじっとしていても触角だけは動かしていたので、その動きが重複して数本となって写り込んでいる。
レンゲ
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro ISO400
ミツバアケビの若葉
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro ISO3200
カメラを構える姿勢が不安定でブレやすい条件なので、あえて感度を上げて(3200)シャッター速度を速くした。
足元から飛び立ったクロコノマチョウ。
無事に冬を乗り切ったようだ。フワリ、フワン、とジグザグに舞ったあと、地面の落ち葉上にパタン、と着地した。もう少しで見失うとこだが、しっかり飛影を追いかけていたから大丈夫。そっと、着地点に忍び寄りカメラを向けた。
まずは、通常撮影で。
300mmの望遠レンズなので深度が浅く、翅の一部はボケてしまう。
次に、深度合成撮影(撮影枚数4枚、フォーカスステップ3)
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO ISO800
OM-1は、高感度撮影でも画質が安定しており、これまでのできる限り200~400の範囲に抑えるという縛りから、解放された。
さて、昨日のアメンボのジャンプ撮影を再度、試みてみた。
これまでアメンボ類の観察をあまりやってなかったことが、悔やまれる。悔やんでいても仕方が無いので、池のヘリに座り込んで、朝一番、水面スケーター達の振る舞いをじっくりと眺めてみた。
これがじつに面白い!
しばらく観察してから、池の水面にできる限り近いポジションから撮影する工夫をし、ほぼ水面上にしゃがみ込むような体勢をとった。気をつけないと、お尻が水面に浸かりそうになる。アメンボが水面に浮いているのだから、こちらも同じ姿勢をとるという次第。
残念ながら日差しがほぼなく、曇り空だったが、出直し撮影としては、まあまあ良い滑り出し。
最大120コマ/秒というプロキャプチャーモードで、次々と映し出されるアメンボのジャンプは、
昨日はわずかな高さ、とは書いたけれど、時には体長の2倍の高さまで軽々と跳ね上がることもある。
メスはオスをおぶったまま、しかもそこに絡んできた別のオスをも巻き込んでなお、平気でジャンプする。
そのパワーたるや、凄い!の一言に尽きる。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
2022年03月25日
ジャンプ!!ふたたび
posted by やまかます at 21:18| カメムシ