2022年03月07日

三寒四温

三股町

今日の気温は低めで終日日射しもなかったけれど、春の兆しは着実に増えている。

杉植林の伐採跡の藪中には、アオモジの薄クリーム色の花が浮き上がってきた。
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曇り空の下、イチイガシにいるサツマヒメカマキリ幼虫を見に行く。
そろそろ動き始める頃合いかと思い、定点観察を朝と夕方の最低2回以上に増やしている。
もっとも、一旦動きだし移動したら、このイチイガシでは去年8頭もの幼虫を確認しているので、どの個体だったか区別がつかなくなる可能性もある。
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昨日も載せたけれど、イチイガシの手前ではほぼ毎日のように、ルリビタキ♂に出会える。
明るい場所より、日陰を好むのはその派手な色姿のせいかしら。
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田んぼや畑は、ナズナホトケノザの花で賑わっている。
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今日の写真はすべて、望遠ズームレンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO で撮影したもの。
撮影最短距離が1.3m(ズーム全域)と短いため、小さな昆虫から遠く離れた樹木や鳥まで撮影範囲がとても広い。
しかも、描写力もすこぶる優れており、重量もこのクラスのズームレンズとしては、とにかく驚くほどに、軽い!
1000ミリ相当の望遠レンズを手持ち撮影で使えるというのは今更だが、やはり凄い。

このレンズの評判は色々と見聞きしていたけれど、ここ数日間ではあるが実際に触れて使ってみてじゅうぶんに納得できた。
私がかつて使っていた望遠レンズのうち400ミリ(Canon)と300ミリ、400ミリ、600ミリ(Nikon)はいづれも、フィルムカメラ時代のもので、最短撮影距離が3m以上と長いものばかりだった。それで、小さな鳥の撮影では時に接写リングを使うなどして出来るだけ距離を縮める工夫が必要なこともあった。接写リングを使うと最短距離が縮まるものの、今度は無限遠、つまり少し離れた位置から遠くほどフォーカスが来なくなるという制約があって、通常使いのレンズにはなり得なかった。昔にはそんなこともあったなあ、とつくづく思い出した。

ただ、この150-400mm F4.5レンズを抱えていると筐体の表面塗装の白さはかなり目立ち、ちと面映い。
ちと面映いくらいは、慣れの問題ではあろうと思うけど、さらにこのレンズ、大変人気も高いようで、受注生産ということもあって、発注しても直ぐには手元に届かないそうだ。今、手にしているこの白レンズは試用中です。








posted by やまかます at 20:32| 草花