三股町
自宅林は南向きの傾斜地にあり、宅地部分から林を抜けて下の谷津田まで急斜面を降りるというのが日課のようになっている。
今冬は特に池の横にあるイチイガシへ、毎日のように足を運んでいる。
斜面の昇り降りは足腰の運動にもなるが、標高差は20メートルあるかないか程度。斜度がキツいコースと緩いコースがあって、緩いコース上にはタヌキのため糞がこんもりと置かれている。昇りではできるだけキツいコースを歩くようにしている。一時期、敢えて20キロのカメラザックを担いで昇り降りを繰り返したこともあったが、さすがに今はもう無理。
池のヘリに去年の春からずっと設置してあるブラインド(野鳥撮影用)の更新作業を行なった。厚めの布地ではあったけど、風雨に晒されだいぶ傷みが目立ってきたので、強固な耐水シートに交換して張り替えた。
今にも雨が降り出しそうな寒空の下、落ち葉の中にボート型をした小さな繭が目に入った。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
アオスジアオリンガの繭で、これは比較的よく目にする。夏場、クヌギやコナラの梢でもよく見かける。
今日見つけた繭は空っぽで、晩夏に羽化済み。本種は年2化で、繭で越冬した蛹が早春3月頃に羽化するのが第1化になる。1化の初々しい毛皮コートを纏ったような成虫も、まだ虫の姿が少ない時期ゆえ余計に目を惹く。
繭を軽く摘むと、一直線上に閉じていた羽化口が開く。
羽化口の仕組みや、繭壁に走る皺の様子などは、ウスタビガの繭とよく似ている。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
ミカドアゲハの越冬蛹でもいないかと、オガタマノキを見ていたら、アオスジアゲハの蛹がついていた。
頭の向きが葉柄方向であり、ミカドアゲハ蛹とは逆向きである。
変色しておりすでに死んでいた。オガタマノキのすぐ隣にクスノキがあるので、幼虫はそこで成長してオガタマノキまでやって来たのだろう。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350
今朝は午前1時過ぎに携帯の警戒アラートが鳴り響き、叩き起こされた。その直後に揺れが来たけれど、我が家では震度3あったかな?程度にしか感じなかった。
多くの方からご心配いただき、恐縮です。特に被害などはありませんでしたが、お声を掛けて下さりこういう災害時には心励まされます。
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