三股町
午前9時過ぎ
庭に立っていると反対側から、やけにパチパチという音が聞こえて来る。
なんだろう?と振り向くと一斉にイカルの群れが地面から飛び立った。
20数羽はいたと思う。いつもより多い。
しばらくするとまた、戻ってきた。
降りている場所はうちの林では一番大きなエノキの根元付近だ。
なるほど、地面に落ちているエノキの果実を啄んでいたのだ。去年、果実は早めに落ちてしまい梢には全く残っていない。
何かの拍子に驚いては林の樹上へ避難する、ということを繰り返していた。地面での採餌には特段、警戒心が強くなるのも無理ないだろう。
キーキーキキキ♪
聞き慣れた囀りに目をやると、コゲラがしきりと枯れ枝を突いていた。
何かしら虫などが見つかるようだ。こまめに場所替えしながらも同じような枯れ枝を丹念に突き、砕いては次々と啄んでいる。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
このあと、ハラビロカマキリの卵のうに行き当たり、ガッツリ打ち砕きながら中の黄身を平らげていた。
傍目にもこれは美味そうに見える。
ハラビロカマキリはカマキリの中でも高くて目立つ梢に産卵する習性が顕著。なので、こうして鳥に狙われやすい。実際、打ち砕かれ穴が空いた痛々しい卵のうはよく見かける。もっとも、他のカマキリも鳥に食べられることはあって、例えば、オオカマキリやコカマキリも被害を受けることが珍しくはない。カマキリカツオブシムシや寄生蜂にも狙われるのであるから、生き残れるカマキリは産み落とされた数よりグンと少なくなる。
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