三股町
午前9時40分
今朝の霧島山
今の時期には珍しく大気は澄んでおらず、一日中モヤッとしていた。その分、寒さは緩んだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
イチイガシで越冬中のサツマヒメカマキリ幼虫。
今日も葉裏に貼りついた格好の1頭は変わらずそのまま。撮影でストロボを照射すると体の向きを少し変え、こちらに振り向いた。気温も高めだからあまし刺激しない方がいいようだ。
他の幼虫が見つからないまま諦めて立ち去ろうとしたら、同じイチイガシの幹表面に、もう1頭がいた。
地面からの高さは80センチほど。やはり彼らはこまめに移動しているのだろう。
幹表面で見るのは初めてだが、おそらくこういった場所には長くは落ち着かないのだろうと思う。明日にはもう移動しているはずだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
昨日、見つけたシュロ星人、こと「虫のしわざのミシン穴」。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
このミシン穴がどうやってできたのか、おおよそ想像はつく。
そこでシュロの葉が展開する前の状態を見ておいた。
写真画面内赤い矢印の先の槍のようなものがこの先展開して細長い葉が並ぶのだろう。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
槍の形をした葉芽?にはすでに数枚の葉先端の線(白い毛)が見える。片方は長くそこから段階的に短くなっている。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
この段階で何者かが槍を齧ったとしたら、穴は横並びになるだろうか?
シュロの葉が槍から展開していく過程を仔細に見ておきたいところだ。
自宅林のシュロを改めて探してみれば、池の縁には大小5株ほどがあった。
一番大きな株でも幹はせいぜい70センチ程しかなく、他はまだ幹が伸長しておらず、地面から葉軸が伸びているような姿だ。見上げるような柱状にまで成長するにはどのくらいの年月が掛かるのだろう?
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
シュロを観察してサツマヒメカマキリ幼虫を見て、引き上げようとしたら足下に、ヤママユの繭殻が落ちていた。
ほとんど毎日のように歩いている場所なのに今日まで気付かなかったのは、最近になって落ちてきたのではないだろうか。
繭には大きな横穴が開いており、天敵によって中の蛹が食べられてしまったようだ。
以前、イチイガシにヤママユの卵が産み付けられていたので、イチイガシも食樹になるようだ。落ちていた場所はイチイガシの根元に近かった。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
2022年01月18日
シュロ星人、ふたたび
posted by やまかます at 19:19| しわざ