2021年12月30日

アオキの葉に、しわざ

三股町

ハナミョウガのすぐ隣にあったアオキ幼木の葉が、屋根型(山折り)に変形していた。
アオキ-3301254.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

これはクロセセリ幼虫のしわざで、きっと蛹部屋が潜んでいるはず。
そっと裏返してみれば、やはり。

クロセセリ蛹-3301255.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

数本の糸の張力で葉っぱが屋根型に変形し、蛹の体の受け皿になっている。
(蛹の頭は写真右下向き)
このような蛹部屋が他にもハナミョウガ本家の葉っぱでもいくつか見つかったが、真新しい糸痕だけが残って蛹の姿はどれにもなかった。おそらくは、ケモノか鳥などに捕食されたのではないだろうか?

葉っぱ屋根型のしわざは、稀にリンゴドクガの繭部屋のこともある。

昨年までハナミョウガが多かったこの場所は、今秋のスギ伐採により、ほとんどが壊滅してしまった。
残ったハナミョウガを探し歩き藪漕ぎしていたら、いつの間にか右手袋にヒゲナガサシガメ幼虫が乗っかっていた(写真無し)。


落ち葉に埋もれるように転がっていたクヌギ朽木の裏側を見てみれば、
アズキヘリカメムシが越冬中だった。
傷一つない新鮮な姿をしている。
和名のごとく大豆や小豆の害虫らしいが、実際に加害している現場を見たことがない。
遭遇頻度は少ないカメムシだと感じている。
アズキヘリカメムシ-3301242.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

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posted by やまかます at 20:51| しわざ