三股町
谷津田に降りて池に出ると、向かい側の斜面に黄葉が賑やかだった。
数年前に伐採されたスギ林の跡地で、伐採後、植林は行われず笹藪になっている。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
よく見ると、クスノキ科のアオモジ だった。
黒い実がたくさん。実はレモンの香りがするらしい。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
アオモジを見上げながら歩いていると、道沿いのアラカシに目立つ「しわざ」を発見。
サラサリンガの幼虫巣(左端、葉表面の白いかたまり)と幼虫たちが残した食痕(茶色)である。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
巣は糸の天幕でできており、中には幼虫の群れが休んでいる。食事の時にはゾロゾロと外に出て外食をする。
葉裏から舐めとるように食べて葉の表皮を薄く残すため網目状になる。
天幕巣が風で吹き飛ばされたりしないよう、葉柄には糸がびっしり固く巻き付けてある。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
農道の地面にはベニシジミのメスがいた。
かなり新鮮な姿なので羽化は今月のことだろう。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
翅が擦れたオスも現れて求愛していたが、メスはすぐに飛び去ってしまった。
吸蜜源になる花は近いところでは、ナズナとホトケノザ、くらいしか見当たらない。
自宅林の斜面。
観察路の落ち葉かきはまだ行っていない。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
2021年12月25日
サラサリンガのしわざ
posted by やまかます at 21:53| しわざ