午前8時半
自宅林のエノキ。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
頭上から、パチ、パチ、パチ、と美味しそうな音がする。
エノキの梢で、イカルの群れが果実を啄む音だ。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS MC-20
都城市 早水公園
こちらの公園でも、エノキの梢からイカルのパチパチ音がずっと降り注いでいた。
エノキ果実の食用部分はほんの薄皮程度だから、数をこなさないと腹も満たないのだろう。
公園のほぼ中央にあるツバキで、ウラギンシジミ♂が日光浴をしていた。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
同じツバキで、ヤクシマルリシジミ♂が陣取っていて、メスを見つけると執拗に追飛していた。
クルクル、目まぐるしい卍どもえ飛翔がしばらくは続く。
ウラギンシジミが飛び立つと、これにもすぐさま食らいつくように追いかけていた。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
ツバキのすぐ手前の地面を舐めるように舞っていたのは、ヤマトシジミ♂。
カシワの落ち葉にて日光浴。
忙しく飛び続けていて、舞い降りてもこうして翅を拡げてくれることはほとんどなかった。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
同じツバキの高所の葉蔭に、オオキンカメムシ♀がいることに気付いたのはしばらく経ってからのこと。
ラメパウダーを塗したような派手な色彩をしている。
「え!?そこにいたの!」
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS GODOX TT350
仲間が他にいないかと探し、少し間を空けてから見上げると、口吻を葉裏に突き立てていた。
おそらく吸汁していたのだろう。
オオキンカメムシは
以前、東京都の清瀬市でも本種を見つけたことがあるが、繁殖地とは距離を隔てた場所でも移動途中に立ち寄ることが多い。特に交尾を済ませたメスは、夏の頃に遠くへ移動する習性がオスより強いと言われている( 参照:長谷川仁(1987)『昆虫とつき合う本』誠文堂新光社 )。
ここ早水公園も、一時凌ぎの借宿のように思える。あるいは越冬地に行き逸れたか?
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS GODOX TT350