2021年12月04日

サツマヒメカマキリ幼虫、みたび

三股町

うちの林で一番大きなカラスザンショウの幹表面に樹液が出ている。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

垂れて凝固した姿は松脂とそっくりだが、香りはほとんど無い。カチカチに固まった表面に粘り気は一切ない。
まるでプラスチックのようだ。
樹液が出ている箇所は、樹高8メートルほどずっと上まで間隔をあけて続いている。
カラスザンショウの材中にはおそらく昆虫など?が潜入しているのだろうけど、一体その正体は何だろう?

うちで一番大きなイチイガシで、先日、サツマヒメカマキリ幼虫を見つけたけれど、
まだ他にもいるような気がして、今日も梢を見上げてみた。
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OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

梢に引っ掛かっている枯れ葉があって、
「こんなのに潜んでいたりして、、」と、手に取ったその枯れ葉に、本当にチョコンと幼虫が止まっていた。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

例年、一冬に一頭を、それも偶然見つけている程度だ。もちろんいつもその近くをしつこく探してはみるが追加個体が見つかった試しはない。
それで、サツマヒメカマキリ越冬幼虫探しは難しい、と決めつけていた、、、半分は正しいと思う。

今日は2頭目を見つけることができたので、さらに梢を舐めるように見ていくと、またもや幼虫の姿が目に入った。
けれど幼虫なのかはハッキリせず自信がなく、梢を手前に引き寄せようとしたら、その振動に敏感に反応して幼虫は呆気なく、地面へと落下してしまった。

「しまった!!」

落ち葉が敷き詰められた地面ではいくら探しても無理。
こういうときは一旦諦めて、その場から離れて時間稼ぎをすべし。

しばらくしてから落ちた辺りを見下ろしてみれば、いました!!

すっかり安心して歩いている姿は、くっきりと大きく見える、とは驚きの発見。
見事な枯れ葉擬態も、動けばすぐにバレてしまうのだ。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

今日見つけた2頭の幼虫は翅芽がはっきりと見えているので、終齢なのだろう。
すると先日、見つけた幼虫も、大きさからして終齢だったと思われる。
posted by やまかます at 19:55| カマキリ