都城市 志和地
午前9時13分
雲一つない晴天に熱気球が浮かんでいた。
観察会の現場に向かう途中、熱気球はちょうど降下し始めており、走行する車窓から間近に見ることができた。
この場所から数キロ離れた上空にも2基の熱気球が上がっていた。
今日は学童クラブの小学生たちと、昆虫の撮影観察会。
昆虫だけでなく、いろいろな生き物やしわざも探してもらった。
朽木の中からチビクワガタをたくさん掘り出した子もいた。
こちらは、羽化して日が浅い、飴色の成虫。
地面の窪みで越冬中の、ニホントカゲもいた。
このトカゲは大人気で、競ってカメラを向けていた。
観察会の前に撮影のやり方など話をしたけれど、みんな早く撮りたい一心でガムシャラに被写体へと迫っていた。
いくら声がけしても、聞く耳持たず被写体にグイグイ近づき過ぎてしまうのは、見ていて面白かった。
カメラを扱ったことはあるの?という質問には、ほとんどの子が元気に手を上げていたけど、
小さな虫などの被写体を撮影した経験がほとんどないようだ。まあ当たり前ではあるけど。
参加人数も多くて、一人一人に丁寧に指導できればいいのだが、虫を見つけることに夢中になっていることもあって、撮影と観察がうまく両立しないのは止むを得ない。それでも、ジョロウグモがうまく撮影できなかった女の子は、私にやり方を尋ねてから、上手に撮り直しができていたりした。
虫が少ない中、みんな熱心に楽しそうに虫探しに興じていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350