三股町
昨夜から一気に寒くなって、朝から長袖シャツを羽織った。Tシャツ姿では肌寒い。
オオカマキリ達の動きも幾分か鈍いようだったが、今朝出会ったメスは威嚇ポーズを長く続けていた。
前脚を大きく上に構えるときは、翅の広がりが弱くなる傾向があるように感じる。
ボクサーがガードを固めるような格好では、翅もしっかり広げていることが多い。
カマキリほど視線をしっかり感じる虫は少ないだろう。何せ首がグリンと回ってこちらに向いてくるので、顔をまじまじと見つめることになる。その睨みつけるという表情から、身近なあの人、遠いあの方をと想像してしまう。
カマキリにとって相手をしっかり視認することが重要で、獲物を確実に捕らえるための主力となるのだろう。
チガヤの葉で食事中だった、キマダラカメムシ。
体型からしてメスのようだ。
うんと近づいてカメラを向けているが、キマダラカメムシは取り立てて警戒するでもなく大人しく吸汁を続けていた。
こういうときは様々なアングルから撮影できるチャンスだ。
それにしても、なんでこれほどのんびりしているのだろう?と、不思議な気もする。
私の近寄り方が慎重の上に慎重で刺激を与えなかったのか?それともたまたま鈍感なだけだったのか?
キマダラカメムシの眼に、私はどう写っていたのだろう?
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
※ これまで表記の文字サイズを逐一拡大していましたが、ブログの規定サイズに戻しました。
写真の大きさと文字のバランスを重視してのことです。
2021年10月18日
視線〜オオカマキリとキマダラカメムシ
posted by やまかます at 19:34| カマキリ