2021年10月17日

タテハモドキの集団ねぐら

三股町

しばらく前から、庭のススキ藪にタテハモドキのねぐらがあることに気付いていた。
朝夕だけでなく気温が上がった昼頃にもまだ留まっていることがあった。

午後1時過ぎ、ふと思い出して今日はどうなったかな?と見てみれば、
2頭、、いや、3頭が一箇所に頭の向きを突き合わせるようにして静止していた。
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写真では明るく写っているが、ここは日陰なので実際にはもう少し暗くてチョウの姿は見づらい。
さらに目を細めて見つめていると、4頭目がこの小集団の少し上に単独でいた。

手前の草をそっと避けたら、3頭が驚いて飛び立ってしまった。
その3頭ともすぐ近くで翅を広げていた。
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2時間ほどして再び見に行ってみれば、一旦は飛び出した3頭のうち2頭が、最初の場所から近い草やぶに各々潜り込んでいた。おそらく4頭目もどこかに潜り込んだのだろう。
どうやらここの4頭は活動するより、余程ねぐらで休んでいたいようだ。

今朝、台所で食器を洗っていると、蛇口から出てくる水が温く感じた。
「ああ〜、いよいよ冬もすぐそこだな」と思わず独りごちた。
我が家の生活用水は井戸水なので、季節の変わり目を水温が気付かせてくれる。

タテハモドキは日中、盛んに活動して花にきているものも多いが、一方では一夜を過ごしたねぐらから出ることなく、
そのまま数日間、ねぐらに留まっている個体もいる。
タテハモドキもそろそろ、冬モードに入り始めているようだ。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:26|