2021年09月27日

天蚕

三股町

ライトトラップに来ていたのは、ヤママユのメスのみだった。
他の虫が来ていないのに、なぜ? と不思議な気がしたけど嬉しいお客さんだ。

例年だと7月後半〜10月の間にダラダラと発生しているようだが、10月中ばころの発生数は多いように感じる。
ヤママユ-2270904.jpg

腹部の大きさからして、すでに産卵を何度か済ませているように思える。
ヤママユがこうしてうちの外灯に飛来することは稀で、このチャンスは活かしたい。
そこで、採卵を試みることにした。
さっそくヤママユを「蝶籠」に入れて、クヌギの梢に下げておいた。

昨日の黒くなってひしゃげたクロコノマチョウの卵
卵の表面は、肉眼ではツルンツルンに見えるが、うんと拡大してみると、細かい立体紋様があることがわかる。
10年前の2011年6月に拡大接写した写真が出てきた。
クロコノマ卵-1249919.jpg

正常な卵では孵化間近になると、ガラス細工のような卵の中に幼虫の頭部や体の一部が透けて見えるようになる。
2009年6月に撮影した写真。
クロコノマ_L1071760.jpg



〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350

OLYMPUS PEN E-P1
オートベローズ+ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
posted by やまかます at 21:44|