2021年09月17日

撮影アングル

三股町

雨はほとんど無く、ザワザワと西風が何かの予兆のように吹き続けている。
朝食のあと、庭で花を摘んでいた嫁さんが、
「綺麗なカメムシがいるよ!きれい!!」
と部屋にいた私に振り向いた。
「へえ〜!?」虫に詳しくなくても、カメムシの仲間とわかるようだ。
「綺麗」と言われれば、それがアカギカメムシだとすぐに知れる。アカメガシワで成長した集団は次々と分散して、庭のあちこちに佇んでいる姿も見かけるようになったのは一昨日あたりから。大きさもあることだし、嫁さんは生まれて初めてアカギカメムシを見たのだろうから、それはちょっとした驚きだっただろう。
一方、私がアカギカメムシを初めて見たのは、亜熱帯の西表島だった。もう二十数年前のことだけど。
初めての出会いは、嫁さんと私ではまるで違うのだ。私は腰が抜けるほど感激して、興奮したことを今でもはっきりと憶えている。

さて、近所のスギ伐採作業は今日も早朝から続いていたが、夕方になって見に行ってみれば、伐採作業は完了したように見えた。
道端に残っていた一列も払われ、切り倒したスギがぽっかりとできた空き地の片隅に山積みされていた。あとは切り詰めて搬出するだけだろう。もっと広い範囲を伐採するのかと思っていたが、ほんの一部だけに終わった。

その帰り道、ウメに絡んだアケビに美味しそうな若葉が伸びていた。

こんなご馳走があるなら、きっといるはず!と、若葉の蔓を辿っていけば、やはりいました!
アケビコノハの幼虫。

道路を挟んで向こうに見えているのは私の仕事部屋。ほぼ目線の高さ、水平アングルで撮影。
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アケビコノハの幼虫がいた場所の説明の写真はともかく、それだけでは面白くないので、
今度は腰をかがめて、下から上空を仰ぐアングルで撮影してみた。ちょうど風の具合で雲が流れ、青空まで設えてくれた。
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午後4時45分。もうギリギリの時間帯かと思う、チョウ達の活動時間には。
オジロサナエが庭の棒杭に止まっていたので近寄ってみたら、足下のヒガンバナでモンキアゲハが吸蜜していた。
立ったままでは背景が抜け無いので、しゃがんでチョウの目線の高さでカメラを構えてみた。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:52|