2021年07月22日

ミニDVテープ

はっきりしない天気はまだしばらく、続くようだ。毎日のように雨があり湿度が高く梅雨に戻ったかのようだ。

20年ほど前、家庭のビデオカメラの録画媒体はミニDVテープが全盛の頃であり、私は仕事でも随分と使った。
けれど2008年頃にはHDDやメモリーカードへと移行し、DVテープカメラはほぼ消えてしまった。

DVテープで録画した映像は、大半がハイビジョン以前のフォーマットだし、特に貴重なシーンが残っているでもなく、仕事で撮り溜めたテープは場所だけとっているので、いづれ処分をするつもりだった。

ようやく重い腰を上げて、DVテープから残しておきたい画像だけをパソコン経由で、HDDに吸い上げておくことにした。手元にDVビデオカメラは残っていないが、SONYのDVCAMビデオカセットレコーダーがあるので、これをパソコンにつないで作業を始めた。DVCAMコーダー側の接続端子はiLINKなので、FireWireケーブル (IEEE1394b 9pin to 4pin)とアップルのThunderbolt to FireWire Adaputeを使ってパソコンに接続できた。
最近のパソコン接続端子は規格が複雑になって、とてもややこしい。まあともかく、2本のケーブルを経由して、MacのiMoveで取り込み作業ができた。
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DVテープはA4のプラフォルダーに16本収まる。このプラフォルダーが12ケースあるので、カセットテープは全部で192本。仕事以外に、家族、とりわけ子供たちの幼少の頃の映像が9本あった。わずか9本というのは、一般の家庭ビデオとしてはかなり少ない方だろう。
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少ないとは言え、20年前の東京での暮らしの映像を久しぶりに眺めてみて驚いた。もうすっかり忘れているシーンや、かすかに記憶が蘇るシーン。本当にこんな時間も通り過ぎてきたのだな、と仕事を忘れて夢中になって作業を進めた。
吸い上げた映像はまた折を見て編集し、子供たちに手渡しておくつもりだ。


posted by やまかます at 22:57| 機材