三股町
まるで梅雨明けのような猛暑日となった。外の気温は31℃越え。
近所の畑脇にあった、オニユリ。
オニユリを撮影していると、畑で作業をしていた知り合いの農家の方が、トラクターを止めてやって来た。
「綺麗だね。綺麗だからそこだけ、毎年刈り残しとるのよ。どう?今は忙しいのかい?」
若齢期にはクヌギの葉脈標本を作る、ヒメクロイラガ幼虫。
本種は行列を作って移動すると言われているが、もしかして今日はどうだろう?とクヌギを見上げてみれば、まさにその御一行に遭遇できた。ゾロゾロ、足音まで聞こえてきそうな隊列が長く続いていた。
先頭を歩く幼虫に多数の幼虫たちが従っていく様は、かなり異様にも思える。果たしてどこへ向かおうとしているのだろうか?やがて行列は幹に達すると、上へ上へと移動し始めた。
炎天下も何のその、ガンガン山仕事をしながら、その合間に観察していたが、行列の行方は高所へと消えてしまった。
何のための大移動だったのだろう?