三股町
午後から久々に晴れ間が出た。気温もグンと上がって蒸し暑くなった。
庭のナツフジの花蕾にはウラギンシジミ♀が産卵に訪れていた。
〜写真データの整理〜
このミヤマカラスアゲハ♂の写真は、じつは11年前の6月2日に撮影したものだ。
久しぶりに写真を見てこれはロードキルだろうと思ったが、そうではないだろう、と昔の自分は推測していたことも後で知った。
当時の「ひむか昆虫記」では記事を書いて載せていたが、こんな写真撮ったんだと今頃になって驚いた。撮ったことも、ブログ記事に書いた内容も綺麗に忘れている。
還暦を迎えてから、それまで余し考えが及ばなかったことに目を向けるようになった。
その一つに「明日は無い」ということを強く意識するようになった。翌日には事故や病気で、あっという間に死んでしまってもおかしくない、自分はそんな年齢の域に入ったのだという自覚を強く抱くようになった。
あっという間に死んでしまえば、何も悩むこともないはずだが、もしも死ぬことが少し手前で分かったとしたら、自分はどう感じるだろうか?などとそんなことを繰り返し考えるようになった。
そうしてみると、これまで撮りためた写真データなどを、例えば他の誰が見ても使えるようにわかりやすく整理しておこうと、今頃になって重い腰を上げてみた。明日や明後日の自分はもう他人のようなものだし。
これまでは記憶力やブログの助けを得て、なんとか必要な写真を引っ張り出すことができていたが、記憶力もどんどん弱くなっているし、それに反比例して写真点数が膨大な量になっている。苦手なエクセルを弄っている私を見て、嫁さんが呆れて、あれこれ指導してくれる。ちゃんと習熟している嫁さんから見れば(事務職も一時期やっていたので)、私の操作はまどろっこしいことこの上ないようだ。「そんなじゃ、とてもお金なんかもらえないよ!」などと叱責される。
まあ、効率は悪くても地道に入力しながら慣れていくしかない。けれど、1時間もやると目がものすごく疲れるし、外に出て歩きたくなる。モニターを注視することが苦痛。やはりこういう作業は自分には向いていない、と思いつつも自分にしかできない作業なのだから、やるしかない。明日は無いかもしれないのだ。
2021年06月19日
ナツフジとウラギンシジミ
posted by やまかます at 22:17| チョウ