2021年06月03日

小さなシャチホコ幼虫

三股町

今朝もアカショウビンの囀りがしきりと聴こえてきた。そして囀りは、昼前後、夕方と雨音に負けじと響いていた。

朝一番でチェックしているライトトラップには、キイロサシガメが来ていた。昨年の9月に続いてこれで2例目。
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夜行性のようで日中は極めておとなしく、触角すらピクリとも動かない。なので、深度合成の撮影ができた。日が暮れると同時に盛んに動き始めた。
よく似た姿のミイデラゴミムシも庭で見つかることがある。写真は4月に撮影。
前にも書いたけど、キイロサシガメとミイデラゴミムシの酷似した姿には何か訳があるような気がする。
思わずキイロサシガメの名前を、ミイデラサシガメと言い間違えそうにもなる。
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さて、先月26日にコナラの葉裏で見つけたギンシャチホコの卵が今朝になって孵化した。
孵化した後の殻は、輪っか模様の紫色が失せていた。
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孵化幼虫の姿は、小さいながらも立派なシャチホコ型だ。
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今日は新刊本の見本ページ作製用の写真画像を整理してまとめる作業に取り掛かっていた。
ところが、オオミノガの孵化がすでに始まっていることに気付き、急遽、孵化幼虫の撮影をすることになった。
外は雨。屋内撮影するしか手が無いが、孵化幼虫は小さいので何とか背景の処理も上手くできた。バルーン移動の撮影は晴れた日に出直しだが、孵化幼虫が最初の蓑造りをするシーンの撮影は完了できた。
孵化幼虫が出てきた蓑は、当初、オスかと思っていたが、なかなか羽化成虫が出てこないことから、ごく最近になってメスと気づいた。オオミノガの蓑は、外見で雌雄を判別するのが難しいものも結構ある。
それにしても、いつの間にオスが飛来して交尾したのだろう?交尾の観察には随分、気を張って見てきたつもりだが、、、、。

posted by やまかます at 20:20|